これからパーソナルトレーナーを目指す方の中には、「資格は取得した方がいいのか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
実は、パーソナルトレーナーになるには国家資格のようなものがなく、資格を取得していなくてもパーソナルトレーナーになることができます。
しかし、想像してみてください。
自分がお客さんとしてジムに行き、自分に着いたトレーナーが何もトレーニングに関する知識などを知らなかったらどうでしょう?
やはり、資格の勉強をしてトレーニングに関する知識を持っているパーソナルトレーナーのほうがお客さんも信頼してくれます!
そして資格があることで自分の指導に説得力も出てきます。
今回は、将来パーソナルトレーナーとして活躍していきたいあなたに、パーソナルトレーナーとして持っておくと役に立つおすすめの資格を6つ紹介いたします!
オススメ資格6選!難易度順に紹介
資格 | 費用(試験料など) | 難易度
(☆1簡単~☆5難しい) |
取得している
トレーナーの割合 |
NSCA-CPT | 試験料
45,200円 協会年会費 12,960円 |
☆☆☆ | 多い |
NESTA-PFT | ダイレクトコース
72,500円 (その他養成コースあり) |
☆☆☆ | 多い |
JATI-ATI | 試験料
32,400円 養成講習費 113,400円 協会年会費 10,800円 |
☆☆☆ | 多い |
NASM-PES | 試験料、オンライン講習費
129,600円 |
☆☆☆☆ | 少ない |
JSPO-AT | 専門学校学費
200万~300万円 |
☆☆☆☆☆ | とても少ない |
赤十字ベーシック
ライフサポーター |
講習費
1,500円 |
☆
講習を受けるだけで取得可 |
多い
(必須) |
NSCA-CPT
〇資格概要
「NSCA」はストレングス&コンディショニングの世界的権威として研究に裏付けられた知識の普及と、その健康やスポーツ現場への応用を支援している協会です。
パーソナルトレーナーにとって業務委託先から最も信頼を得ることのできる資格の一つと言えるでしょう。
そのため、ほとんどのトレーナーが取得する資格です。
大手フィットネスクラブで業務委託を受ける際には有資格者であることが条件にありますが、
「NSCA-CPT」を取得していればその条件はクリアできます。
この資格を取得目標としている専門学校は多いです。
〇合格率
約65%(NSCAジャパン公式ページより)
〇勉強法
・公式テキストの購入(12,900円)
・試験対策動画の購入(会員限定コンテンツのため価格は非公開)
NESTA-PFT
〇資格概要
NSCAと同様にフィットネス業界で国際的評価を得ている資格です。
パーソナルトレーナーとしての専門知識だけでなく、ビジネススキルまで網羅している点が「NESTA-PFT」の特徴です。「NSCA-CPT」に次いで取得しているトレーナーが多い印象があります。
〇合格率
50~60%(NESTAジャパン公式ページより)
〇勉強法
・ダイレクトコース(72,500円)
完全に独学で認定試験を受けるコースです。
現場経験や知識がある人向け。
・ゼミコース
事前に協会が主催する養成講座を受講してから試験を受けることができます。
ロングゼミコース(4日間32時間:168,500円)
ショートゼミコース(2日間16時間:120,500円)
JATI-ATI
〇資格概要
受験資格として養成校で指定のカリキュラムを終了していること、もしくは協会主催の養成講座を受講することが条件となります。
上記2つの資格と比べてハードルが上がる印象がありますがその分専門知識をしっかりと学ぶことができます。
「NSCA-CPT」を取得していれば、養成講座は免除されます。
NSCA、NESTAと同様にフィットネス業界での信頼がある資格です。
ここ数年でNSCAやNESTAよりも「JATI-ATI」を取得する人が増えている印象です。
専門学校でもJATIの養成校認定を受け、カリキュラムに組み込まれていることが多いです。
他の資格と違う点として下記の上位資格があることです。
・上級トレーニング指導者(JATI-AATI)
・特別上級指導者(JATI-SATI)
これらの資格取得は厳しい条件があり容易ではないため、取得できれば他のトレーナーとの差別化にも繋がります。
〇合格率
一般対象試験:約88%(JATI公式ページの2017年度合格率から算出)
〇勉強法
・養成講座の受講
・専門学校で指定カリキュラムを修了する
NASM-PES
〇資格概要
アメリカのパーソナルトレーナー系資格で最上位にあたります。
医科学的根拠に基づいた理論で動作に着目した資格です。
アスリートのパフォーマンス向上などに特化しています。
日本に入ってきてからの歴史はまだ浅いですが、今後のフィットネス業界の流れを考えるとアメリカのように最上位の資格として位置づけられる日も遠くないでしょう。
株式会社R-body projectが日本での代理店なのでホームページからお申込みできます。
〇合格率
非公表。
内容が簡単というわけではなく、受験者が有資格者の実績ある人が多いので合格率は高いと考えられます。
〇勉強法
オンライン動画での学習。
JSPO-AT
〇資格概要
トレーニング指導よりもリハビリやコンディショニングに重点をおいた資格です。
今回ご紹介した資格では最難関です。
もし、あなたが将来アスリートやチームスポーツのサポートをしたいのであれば必須の資格です。
プロスポーツチームのトレーナーになるためにはATが必須なことが多いです。
当然、パーソナルトレーナーとして活動する際にこの資格を持っていると身体に対して深い知識があるという認識をされるので信頼感が上がります。
〇合格率
近年は非公表。
過去のデータでは一発合格の合格率は約20%と言われています。
〇勉強法
①認定を受けた専門学校で指定カリキュラムを修了する
②協会の養成講座を受講する
これは実質不可能です。
各都道府県体育協会等からの推薦者が必要なため、実績がある人しか受講できない状態です。
赤十字ベーシックライフサポーター
日本赤十字社が行う講習で取得できます。
AEDやCPR(心肺蘇生法)に関する認定資格です。
講習を受けるだけで取得することができます。
多くの資格の受験資格としてCPRの資格取得をしていることが条件となっています。
赤十字ベーシックライフサポーターに関する詳しい情報はこちら!
オススメの資格取得方法
上記で6つの資格を紹介しましたが、資格の勉強をどうやったら効率的にやれるか、というところは悩みどころだと思います。
大きく分けて、独学とスクールに行くことが勉強法として挙げられるので、メリット・デメリットを解説していきます。
1、独学
〇メリット
・テキストの購入、試験料のみで費用は最小限で済む
・学習効率が高ければ、最短で資格を取得できる
〇デメリット
・知識を詰め込むだけで、コミュニケーション能力や実技指導の能力は向上できない
・学校に行かなければ取得できない資格がある
・就活時に不利になる(養成スクール等卒であれば学校や先生の紹介で就職できることもある)
2、養成スクールにいく
〇メリット
・養成スクールだけでなく、実技の授業があるため即戦力として活躍できる技術を身につけることができる
・トレーナー仲間ができる
・各協会のテキストでは学べない最新の情報を学ぶことができる
・養成スクールを卒業すれば基礎知識がかたまるため、取得できる資格の幅が大きく広がる
〇デメリット
・独学に比べ学費がかかるため費用は高くなる
・半年~という時間が必要
学費は確かにかかってしまいますが、長い目でみると養成スクールで学んだ方が現場に出たときの力がつきます!
知識だけあっても、それを使って指導できるスキルがなければお客様を満足させることはできません。
また、養成スクールには、実績が豊富で、経験年数も長い講師陣がそろっており、疑問点などを全て解決してくれます!
もちろん、就職サポートつきです!
養成スクールのご相談はYASELABO PROで
今回は、パーソナルトレーナーになりたい人におすすめの資格をお伝えしました。
一人で勉強して悩むよりは、いつでも教えてくれる方々がそばにいる環境で学んだ方が身につくと思います。
養成スクールよって取得できる資格やカリキュラムが違うので、資格取得のためのスクールを検討している方はYASELABO PROをご覧ください。LINEで無料相談などもおこなっています。